AoE4初心者が覚えるべき小技集・設定35選一挙紹介

2024年3月10日

お疲れ様です。sirenです。

このページは、AoE4や、Age of Empiresシリーズ自体をやったことが無い初心者
まず覚えるべき、設定と小技集をまとめます。

長いページですが、逆に経験者は絶対に知っていることなので、
なんか勝てない・レートが上がらないと言う人は、
これらを知らないだけで負けてしまっている事もあると思います。

まず、このページに書いてある事を大体覚えたら、シルバーランク位です。

次に、このブログの上や右メニューにある、
国別のオーダーを練習してみてください。
それぞれの国で効率のいい進化方法や戦略は異なります。
勝率50%の国を使うと仮定して、ゴールドランク位は行けると思います。

そして、ほかの国のオーダーも覚えていきましょう。
知識と斥候から得られる情報で、敵が次に何をするか予測でき、
自分がどうすれば勝てるか分かるようになります。
それでプラチナランクぐらいです。

それ以上は、どれだけ貪欲に、シビアにプレイするかどうかです。

目次

AoE4 初心者が覚えるべき小技集

ゲームを始める前に

AoE4のデフォルト設定のままでは勝てない

まずはゲーム内の環境をよくしよう。

  • カメラ→「パノラマ」・・・見える範囲が広くなるので一番重要。
  • UI→ゲーム内HUDで、「ゲームの時間を表示」オン・・・2進化5分、即3が8分位なので時間は気にした方がいい
  • 同じくUIで、「ピン止めされたプレイヤーの情報を表示」オン
  • ゲーム→「プレイヤーの色」を固有にする。
    こうしないと、敵が全部赤、味方が全部黄色になるので2国以上に攻められてるから不利・2国以上で攻めてるから有利といった判断が出来なくなる。
  • グラフィック→ディスプレイ→ゲーム画面を「ボーダレス フルスクリーン」にする。
    こうするとウィンドウモードでフルスクリーンになるので裏のチャットとかブラウザを見に行きやすい。
  • 「パフォーマンス」はマシンスペックを超えているという警告マークが出ないところまで上げてOK。
  • Discordなどボイスチャットをしながらプレイする人は、ボリューム→総合ボリュームを80%くらいにすると声が聞きやすい。
  • キャンペーンは、残念ながら説明音声は日本語化されていないため、字幕の設定を「ムービーとゲーム中」にするとよい。

初心者が覚えるべきホットキー

(詳しくはこちら)AoE4の全ホットキー一覧

ホットキー = ショートカットキーです。
Windowsでいう、Ctrl+Cがコピー、Ctrl+Vが貼り付けとかそういうやつです。

プレイヤースキルを競うゲームなので、FPS並みに、
Age of Empires IVも左手のブラインドタッチが求められます。
ホットキーを覚えているほど、操作が早くなるでしょう。

—元AoE3DEプレイヤー視点で書きます。—

AoE4のホットキーはAoE3DEと全く別になっているので戸惑います。
建築はQキーをまず押してから、HUDに表示されているキーを押せばよいのでもうこれは覚えます。

ホットキーの設定画面で、以下の設定を変えます。

  • 「選択しているユニットにフォーカス」→スペースキーに変える
  • 上記の直近イベントをマウス真ん中ボタンに変える(2022年4月7日のアップデートでマウスボタンが使えるように)
  • 全暇軍選択のCtrl+,をマウス3ボタンに変える ※
  • 全暇農民選択のCtrl+.をマウス4ボタンに変える ※

※筆者が使っているマウスはMicrosoftで、ホイールのほか、サイドに2ボタン(マウス3、マウス4ボタン)付きです。
ボタンが多いのと、Bluetoothのくせに、接続安定性・反応がいいのでお勧めです。

(暇軍・暇農民の選択がマウスボタンで出来る事は非常に大きなアドバンテージです。
初期設定はカンマ、ピリオドキーなので、手の小さい人では左手をホームポジションから離すか、一瞬右手のマウスを離すことになります。タイピングが苦手な人は適当に多ボタンマウスを買ってしまう方が良いでしょう。)

上記設定までをすると、だいたいOKなのですが、AoE3DEプレイヤーからすると、まだユニットや建物選択で画面がそのユニットに移動してしまうので違和感があります。具体的に言うと、デフォルト設定のままでは戦闘を操作しながら育成所・街の中心でユニットを育成出来ません
そこで、操作→一般で

  • 待機中の町の人→選択のみ
  • 待機中の軍事ユニット→選択のみ
  • ユニットや建物を探して切り替え→選択のみ
  • 選択しているユニット→選択のみ

こう設定することで、戦闘している場所から画面を移さずに、ホットキーで建物を選択して軍や町の人を生産することができます。
これでAoE3DEと同じ操作性になりました。これで勝つる!
多分、開発者はデフォルト設定をより初心者向けの設計にしたのだと思いますが、これだと対人マルチプレイヤーで勝てません。

また、ホットキーではありませんがユニットをダブルクリックすると、画面内の同種のユニットが選択できるので、後述の「ナンバリング」の際に、歩兵育成所をダブルクリックしてナンバリングや、弓兵だけをダブルクリックしてナンバリング、という風に使ったりします。

ミニマップの大きさは大きくするべし

ゲームの対戦中に、右下にミニマップが表示されています。
デフォルトでは最小になっていますが、大きさは3段階で変更できるので、
少なくとも最小よりは大きくしておくと荒らしに強くなります。

日本の有名どころの配信者をチェックすると、大体が最大で、中の人も居るという感じでした。
ミニマップの大きさの設定は、
設定画面「UI」タブでも、対戦中のミニマップ横の虫眼鏡アイコンでも設定可能。

ただし、ミニマップが大でもタワーがなければ結局、
敵が映って次の瞬間には町の人はやられているので意味はないです。
自分が攻め手でも視界確保のタワーは重要です。

初心者がゲームを進める順番

本当にこのゲームを全くやったことがないなら、キャンペーンをやるとよいと思います。
AoE4のキャンペーンは、イングランドフランスルーシモンゴルの史実を追っていく戦いになっていて、
AoEシリーズをプレイしたことがない人でもクリアできる難易度になっています。
有名なジャンヌダルクも出てきますが、個人的にはルーシの歴史はこのゲームが初見でした。

AI戦や対人戦をメインにやりたい人は、まず孫氏の兵法をプレイしてみよう。
1個当たり5分位のゲームが5本あり、基本知識の習得が出来る。

最低限、「初期経済」とユニットの弱点関係の学習の「基本戦闘」はやりましょう。

初心者向けの国

「学習」の項目を見ると、国の難易度が★の数で書いてあります。
イングランドフランスが★1個と初心者向きです。

これらの国はほぼ操作が共通していて、固有ユニットも使いやすいので2つともやってみましょう。
イングランドは射程が長いロングボウ、フランスは通常Ⅲの時代からしか出せない強ユニットの「近衛騎士」がそれぞれ時代Ⅱから生産できます。
しかも両国とも、Ⅱへ進化するランドマークでそれらを生産出来るので、最初の育成所を建てる資源・時間が省けます。

ただし、フランスは他の国は出ない近衛騎士で出来るだけ早く(目標5分着弾)攻めてアドバンテージを取る文明なので、軍操作と内政を同時に操作するのが初心者には難しいかもしれません(後述のナンバリングで行います)。後で述べますが農民数=内政力なので、仮に騎士で農民を1〜2人討ち取れたとしても、こちらが合計1分農民生産が途切れていれば意味が薄いです。

その点イングランドは守りが堅いので、自陣しか見る余裕のない初心者にも向いています。

特にイングランドだけの特権として、敵が自分の町の中心や前哨・城の付近に入ってくると、鐘の音が知らせてくれ、その間兵士の攻撃速度が上がるので初心者にお勧めです。しかも街の中心から放たれる矢の数が倍のボーナスがあります。

その上で、騎士やロングボウ1種類を量産していると、対策されると勝てません。
具体的には、騎士に対しては相手は槍を出してくるので騎士大量+弓少量が必要になり、
ロングボウに対しては騎士や騎乗兵を出してくるのでロングボウ+槍の組み合わせが時代Ⅱでは盤石です。

特に、コストが安い槍兵がコストの高い騎兵系に半端なく強いので、フランス使いは近衛騎士が槍に触れないよう、かつ農民やそれ以外を狩り、槍をうまく自分の弓に誘導して減らすための操作量が必要になります。内政を見ていて10秒騎士から目を離しただけで槍に全滅させられていた、ということはよく目にします。

逆に初心者に難しい国としてはモンゴルがよく挙げられます。
モンゴルは柵・壁・城を一切建設することができないので、敵を遮ることが出来るのは兵士だけです。基本的に最序盤から攻め手に回って自国や味方を攻めさせない立ち回りが必要です。
ただ、前哨だけは建てられるので、オボーの自動石採集により、相手陣の資源採集場所を時代1〜2から前哨で圧迫する前哨ラッシュや暗黒ラッシュはモンゴルの定石の一つとされています。

このゲームは農民を100人まで途切れずに作るゲームです

本当に初心者向が最初に覚えなくてはならないのは、Age of Empires IVは、町の人を100人までいかに死なずに、相手より早く作るかというゲームだということ。それが内政の基本で、このゲームの基本の「き」です。

本当に、強くなるためにはまずこれが出来ているかが最初です。

これが出来ると、農民連続生産が出来ていない人に比べ、取れる資源の量で勝て、ひいては生産出来る施設や軍、進化にたどり着ける時間短縮など、全てが有利となってきます。
(シルバークラスでは出来ていない人もいますが、ゴールド1クラスくらいの人は、全員出来ているはずです)

画面左下の働いている農民の合計数を暗算して、100人前後になるまで町の人の生産を1秒も止めないのが理想です。普通は3の時代の後半位まで100人に到達しないので、それくらいまでは人数の計算は気にしなくていいです。

やり方は、ホットキーHで町の中心を選択し、Qキーを数回おして町の人の生産するキューを入れる。という操作を終盤まで途切れずやる必要があります。予約しすぎるとキューに入っているだけ(一人あたり肉50)無駄に資源をロックされてしまうので、常に2〜5人入っていれば、30秒〜位忘れていても途切れず、良いでしょう。

いかに戦闘で町の人を数人狩れたとて、自分の町の人の生産がその間数分止まっていて、相手は生産していたとすれば、なかなかアドバンテージは取れません。

町の中心が1個の場合、町の人を作り続けるための食糧は、町の人が4人肉を取り続けていさえすれば賄えます
国によりますが、町の中心が1個の場合、町の人を作り続ければ35分前後で100人に到達できます。
途中で町の中心を増やすと、時間は縮まっていきます。

当然、町の人が敵にやられて数を削られると、資源の収入スピードが落ち、100人に到達するのも遅れ、敵にどんどん差を付けられて負けます。

最後に、なぜ町の人の生産を100人前後で止めるかというと、このゲームの人口MAXは200人のため、残り半分の100人ほどは軍にしたいからです。
町の人150・軍50だと、資源は余っても戦闘で勝てないので押されて負けてしまう。
町の人50だと、そもそも軍150を生産するだけの内政力がありません。仮に不可能ではなくとも、一度大きく損耗すると建て直しに時間がかかりすぎます。
実際プレイしていると町の人と軍を同時生産するので、人口200になったころには自然と100:100になっていることが多いです。

街の中心の矢・前哨の矢の仕様を知る

TownCenter(町の中心)は今作は敵が近づくと自動で弓を1本づつ放ちますが、
中に人を入れると弓の数が増え、数によっては時代Ⅱでもモンゴル弓騎兵:マングダイを一撃で沈めることも可能です。
特に、イングランドのみ街の中心の矢の数は倍になるのでこの点からもイングランドが初心者におすすめです。

初期から建てることが出来る防御施設の前哨は、建てただけだと矢を放ちません。
ユニットを入れると矢を放つのですが、実は兵を入れることでも可能です。
相手の方が進化が早くてラッシュをかけられ、守りの軍が少なくて負け確定~のようなときでも、町の人は仕事をさせつつ前哨に軍を少し入れておけば追い返せる事もあります。

前哨は狭間の研究をすると、人を入れなくても矢を放つようになります。

ちなみに鉄工所の矢の研究は、町の中心等の攻撃力にも効果があります。

どの文明でもとり得る戦略の種類

このゲームは基本的に誰がやってもざっくり以下の戦略になる。

  • 暗黒ラッシュ・・・モンゴル騎乗兵、槍兵、オスマン槍兵などは暗黒の時代(時代1)でも通常の国に比べて多く出せるので、これでアドバンテージを取る
  • 領主ラッシュ・・・時代Ⅱに進化したら、とにかく軍生産の資源を集中的に取り、即攻めてアドバンテージを取る
  • タワーラッシュ・・・時代Ⅰで相手の金の前に前哨を建築して進化や騎士の生産を遅らせ、アドバンテージを取る
  • 2TC(ブーム)・・・TCは街の中心のこと。時代Ⅱに進化中に石と木を集中して取り街の中心を建て、最初は軍生産が遅れるが、街の人を2倍生産して資源量でアドバンテージを取る
  • 貿易(ブーム)・・・時代2から貿易を開始することで、街の人以上の効率で金を集めてアドバンテージを取る
  • 海進化(ブーム)・・・開始即港を建てて木を取り、町の人と漁船を両方出しつつ進化することで、進化は遅れるが2TCより早期に内政人数(町の人+漁船)を拡大し、アドバンテージを取る
  • 即3(即城)、セミ即3・・・時代3に入るための肉金のみに集中し8分台までに時代Ⅲに進化することで、時代Ⅲの強力な兵種を使ってアドバンテージを取る。セミ即3とは騎士3体など少量の軍で相手を牽制しつづけ、少し遅れて即3すること。

逆にここにないプレイ、たとえば2TC+即3、3TC、即4、いつまでも軍隊を作らない・・・といったプレイは、よほど下手な相手とやるか、自分の腕がないと「負けて当たり前」なハイリスク戦略であって、それで負けてしまったらただ冷笑されるでしょう。
なのでまずは上記の戦略に沿って練習してみるのが良いと思います。

暗黒ラッシュはオボーで採取した石で兵を2体づつ育成出来るモンゴル、開始速石50を取るだけで建てられる軍学校から自動生産される槍兵が使えるオスマンが高確率で使ってきます。
これらの相手に対峙するときは金を先に集中して200集めたり、前哨を1本建てたり、鹿遠征をしないようにすれば容易に防げます。

領主ラッシュは騎士が圧倒的に強いフランス・ルーシや、騎士に近いケシクが使えるモンゴル、ロングボウがランドマークから2倍速で出せるイングランドがやりがち。研究なしで破城槌が作れるアッバース、兵士の育成速度を上げられる中国・デリー、、、等、どの国でも基本的には行えます。
相手がブームを狙っていたら刺さりやすいです。

タワーラッシュは2の時代に金を使いたいフランス、ローマに刺さりやすい。
国によらず刺さりやすいマップは、2個めの金が遠い「丘陵と谷」、「隠れ家」。マップが異常に狭い「山の開拓地」。

ブームとは内政重視のことで、2TC、貿易、海進化はどの国でも実行可能。
初動は兵士を出すのが遅くなるが、資源量のアドバンテージで徐々に有利を取りたいときの戦略。
2TCは内政ボーナスが強いアッバース、ローマ、ランドマークで守りやすく宋王朝で街の人の生産が早い中国、守りが強いイングランドが高確率で使うが、基本的にどの国でも取りうる戦略。
貿易や海進化はマップが守りやすかったり海があったり、貿易ボーナスのあるフランス・モンゴル・特にマリで使われがち。アッバースも貿易棟進化が使えるが、あまり見ない。

いざというときは緊急修理が使え、即3は誰よりも早く聖遺物を集めたいローマ、鹿狩りで序盤の金が多くプロ斥候で内政地がほぼ街の中心だけになるルーシがとにかく9割がた使ってくる。これらの国の即3は他の国で行うより進化完了が早いので使われがち。
次いで穀倉による食料ボーナスで軍兵が止まらない中国、学者2倍生産が使えて初期投資が安く3の時代の群が作れるデリーも使ってくる可能性が割と高い。

aoe4の時代Ⅰでやること

1ラッシュみたいなプロ芸をしようと思っていない限り、最初の1の時代は最速で2に進化するのが目的です。

肉400と金200が必要なのですが、経済も同時に発展させ続けないと相手に軍量で負けてしまいます。町の人は途切れず作り続けなくてはなりません。
ちなみに、最初だけでなく、ゲームを通して町の人だけで100人前後になるまで途切れず作り続けないといけません
街の人の数は資源量に直結するので、何故か軍量で圧倒されると思ったら町の人の作成が途切れているか、町の人が相手より多く倒されているか、相手が街の中心を増設して、町の人の作成スピードを2倍、3倍としているという可能性があります。試合後のタイムラインで町の人だけのカウントグラフを見られるので、確認してみてください。
ちなみにフランスは町の人の作成スピードが早く、中国も宋王朝の効果で育成スピードが早いので、中心の数が同じで同じようにプレイしてもそれだけ資源採取量で有利です
フランス優遇されすぎだろっ!!

脱線しましたが、時代1では町の人を最初に羊に7人、次に金に3人(一人目は金に隣接で採掘場を建設)、あとは羊という割り当てで町の人を増やしてください。そうすれば、自然と肉400、金200の割合で溜まります。木を切ってしまうとそれだけで進化が遅れて負ける事もあるのでやめましょう。

町の人を選択し、Ⅱボタンを押してⅡの時代に進むランドマークを建設しましょう。5人ぐらいで建てると無難です。

沿岸の魚は町の人でもとれる

海や川マップの場合、少し進化が遅くなりますが、1の時代から内政ユニット数を爆発的に伸ばせる海進化というものがあります。その場合、開始直後は一人が港、残り全員木、羊4に生産農民、それ以降の生産農民は6~7人木、金3といった風に増やしします。
海進化は序盤が遅れるのでラッシュに弱いことを注意。
ただし乗り切れば潤沢な資源で強いです。
シーズン1内のアップデートで漁船の効率が弱体化したのであまり見ませんが。

港や粉ひき所があれば、沿岸に限り、町の人でも魚をとることができます。
序盤、遠方に港を建てに行った町の人が、そのあと木が50溜まっていなくて何もすることがないというのは良くあります。
魚を取らせましょう。

時代Ⅱでやること

荒らし対策・2ラッシュ返しを覚える

「荒らし」(英語でride)とは少数の兵で街の人を狩ったり、街の人を逃がすよう圧迫して作業を止めること。
軍対軍の戦闘を主目的としていません。
初心者で的確に荒らすのは難しいかもしれませんが、荒らしを受けると内政差が開いてどんどん不利になるため、まず荒らし対策を覚えよう。

時代Ⅰではほぼモンゴル騎乗兵かオスマン槍兵、稀にイングランド軍兵のみ気にすれば良いですが、
時代Ⅱからは騎士・騎乗兵・軍兵・弓・ロングボウ・槍兵といった荒らしが街の人を狩りに来ます。
※2022/10/26シーズン3から、追加された文明のオスマンが時代1で槍兵を出してくる可能性も増えました。

最初に、相手が時代2になったら必ず相手の陣地を1周は斥候し、敵が育成所・軍を作っているか確認します
斥候が既にやられている場合は作ってください。初心者が敵軍の拡大に気づくのが遅れればジ・エンドです。
斥候を置いておく場所ですが、相手の育成所が見えるギリギリの場所がいいと思います。無ければ金か石。
気づかれたら逃げ回って、相手が諦めたらまた見える場所に戻しましょう。

時代Ⅱではまず街の中心の矢の射程外にある金・木・石周辺が必ず狙われるので、中心の矢が届かなそうな所から前哨を建てましょう。金の前に建てるのが定石です。
前哨を建てると視界がかなり広がるので、敵が見えたら周辺の街の人をドラッグ選択して、「G」キーで付近の建物へ避難させます。仕事に戻すのは建物をクリックして、「D」
中心の矢の範囲外の建物も狙われるため、家や育成所も基本的に矢の範囲内に建てていきましょう。

ロングボウが来た場合、ロングボウのほうが前哨より射程が+1長いので、そのままでは狩られます。
前哨で「狭間」を研究して射程を+1伸ばしましょう(その場合石が50必要です)。

最も狙われやすいと思われる位置に前哨を建てたら、相手の兵種に合わせて軍を少数配置して守りましょう。

対フランスなら99.9999%騎士が来るので何も考えずにまず槍兵を作って良いです。騎乗兵にも槍兵。

問題はロングボウ・弓兵・諸葛弩兵・槍兵・軍兵が来た場合で、歩兵での荒らしは荒らす側が軍勝ちしていると判断した場合、鉄工所の研究を入れてそのまま破城槌を作成し、時代Ⅱラッシュと呼ばれるⅡで終わらせる気の本気の攻めに転じて来る可能性があります

この場合、前哨で守り切れませんので、対策としてはこちらも敵の兵種の弱点となる育成所を必ず複数建て、鉄工所の研究を入れ、本気で軍を作ることです。各個撃破されないように、勝てる軍容になるまで後ろで貯めましょう。
時代Ⅱで最初に町の中心を増設する2TCオーダーが敵に気付かれた場合もほぼこの流れになります。

相手の軍に勝てる軍が既にある場合はただ当てて倒せば良いのですが、こちらの軍容が負けている場合の返し方としては、まず全軍街の中心に駐留させて矢を放ちます。街の中心の攻撃対象を、手動で必ず相手の軍にしましょう。15人以上軍がいる場合は後ろの安全地帯にためてください。
相手の軍が矢を嫌って下がったら即、街の中心から軍を出して破城槌を攻撃。軍が近づいてきたら街の中心に入れて敵軍を狙う。街の中心が潰れるまでこれを繰り返し、こちらは損害を出さないように相手の軍を出来るだけ削ってください。

街の中心が陥落するまでに、勝てる軍が作れなかった場合、ほぼ負けとなります。
そして、そもそもこの街の中心で戦うラッシュ返しは操作が難しいため、初心者であっても、まず無防備な状態でラッシュを受けないよう、斥候や前哨で早くラッシュに気づくことが結局最も操作が簡単かつ重要です。
あとは軍を死なないように後ろに貯めて相手の兵数にできるだけ追いついてから反撃すること、勝てる軍が揃えられたら軍は相手の軍に当て、破城槌は無視して最後に倒すことです(軍を当てているスキに街の人の集団で倒すのがベスト)。
軍が離れているなどスキがあれば破城槌を狙ってよいのですが、先に狙ってしまうとその間に更に兵をやられてしまうので軍数に差が開き、一生勝てません。破城槌のコストは木250なので、育成所2件や家5件ならくれてやり、軍数で逆転を目指しましょう。資源がギリギリなのは相手も同じです。
ただし破壊された建物はすぐ立て直すことを忘れずに。

資源配分を的確に

選択肢としては、2で戦うか、戦わずに3を目指すか。

とりあえず出したい軍の使う資源だけを取ろう。
資源配分が偏ると、結局何も出来ずに終わってしまいます。

鉄工所の研究をする順番

エイジオブエンパイアⅣは、Ⅱの時代のユニットの攻撃力は10もないので、戦闘においてユニットの防御力を1上げるのもかなり効果的です。Ⅱでも鉄工所を建設して弓防御→近接防御→使ってる兵種の攻撃力の順に研究するといいでしょう。
ただし、自軍が弓主体の場合は弓攻撃力を最初に上げましょう。
ラッシュを受ける場合も、弓攻撃力から研究すると、街の中心の矢の攻撃力が上がります。

兵士の得意・不得意関係を覚える

AoE4では、ユニットの強弱関係でのボーナスダメージ値(数字)はゲーム内に書かれていません(ユニットを選択してアイコンにカーソルを合わせると、表示されるようになりました。)。

共通兵

  • 槍歩兵:騎兵全般◎ 軍兵× 弓× 弩×
  • 軍兵:槍〇 弓〇 弩× 騎乗兵〇 騎士△
    遠隔防御があるので弓も追いつければ可。
  • 弓兵:槍〇 軍兵△ 弩◎ 騎兵全般×
  • 弩兵:槍△ 軍平◎ 騎士◎ 騎乗兵×
  • 騎乗兵:槍× 軍兵× 弓弩◎ 騎士×
  • 騎士:槍弩以外全て◎。圧倒的ステータスを誇る

槍兵はある程度の距離がある状態から戦闘態勢に入ると立ち止まって槍を構え、敵騎士・火災槍騎兵の突撃を止める特殊能力があるので覚えておきましょう(至近距離から敵を右クリックした場合は不可)。

シーズン3で追加された、特殊な兵種も初見でやられないように覚えておこう。

  • マリのムソファディ戦士:軍兵、騎士に対して約2倍ダメージでコスト勝ちできる
  • マリのジャベリン投槍兵:弓兵にボーナスダメージのある射程ユニット。
  • オスマンのイュニチェリ:騎兵にボーナスダメージのある銃兵。短射程で弓からはボーナスダメージを受ける。

攻囲兵器

  • 破城槌:建物。矢は効かない
  • 投石機:弓のように止まって打つユニットには圧倒的に強い。2発で全滅させられる。
  • スプリンガルド:投石機、遠投投石機。射程が長い。
  • 遠投投石機:天守、壁、建物全般。射程がめちゃくちゃ長い。
  • 射石砲:建物、攻囲兵器全般。4の時代まで出せない。

だいたいこんな感じです。弩が弓に弱いのって盲点じゃない?
象の大群突撃を槍以外で止める方法求む。スプリンガルドか?転向か。

町の中心、育成所の集合ポイント

町の中心や、兵士育成所など、ユニットが出てくる・出し入れできる建物はすべて、その建物から出てくる位置である集合地点が設定できます。
建物を選択し、フィールドかマップ上を右クリックで設定できます。

町の中心の場合、集合地点を木や羊など資源に設定することで、生産した町の人が自動で仕事を始めます。

集合ポイントはaoe4からは後に説明する行動予約が出来るようになったらしい?!(未確認)

生産キューを連打せずに複数入れる

建物を選択し、ユニット生産ボタンを押した回数、キュー(生産予約)に入りアイコンが表示されます。

Shiftキーを押しながら生産ボタンを押せばx5入るので連打が省けます。
又、同種の建物を複数選択した状態でキューを入れるとそれぞれの建物にキューが分散します。

ナンバリングで効率よく操作する

ユニットや建物をグループ分けしたいときに使います。
方法は、まとめたいユニット・建物を選択した状態で、Ctrl+数字キーを押すと画面左に数字のフラッグが表示されるようになり、ユニットの頭上には数字が表示されます。これがナンバリングです。

こうしておくことで、次回からいつでも、数字キーを押すとナンバリングしたユニット・建物を選択した状態になります。

ほかのユニットを選択してShit+すでにナンバリングされた数字を押すと、そのナンバリングにユニットを追加することが出来ます。

使用例:

  • 初期の斥候を1キーにナンバリングし、Hキーで町の中心選択、1キーで斥候を選択といった風に画面を移動、両方を素早く切り替えて操作する。
  • 槍を1、弓を2にナンバリングし、戦闘時に槍は馬、弓は相手の歩兵を攻撃する命令を素早く繰り返す。

デフォルト設定のままでF1〜キーで育成所や研究施設の一括選択が出来ますが、筆者は以下のように育成所もナンバリングして使い分けます。

  • ゲーム中盤以降は育成所などが初期本陣と増設した前線で距離が遠くなるので、兵士の育成は前線の育成所のみを使う
  • デリーの研究はモスクにつながっている建物を指定しないと研究が遅い。
  • 使っていない本陣の育成所でアップグレード研究をし、前線はフルに兵士育成に使う
  • 騎兵育成所の集合ポイントは荒らし、歩兵の集合ポイントは味方へ

等の使い分けができます。

私、sirenのナンバリング:

  • 1: 序盤は斥候。中盤以降はメイン軍
  • 2: サブ斥候かサブ軍(弓など)
  • 3: アッバース朝なら知恵の館、デリーなら信仰の家、ルーシなら狩猟小屋、その他なら鉄工所や港やサブ軍といった風に使う予備ナンバー。
  • 4: 全弓育成所(中盤以降は前線のみ)
  • 5: 全歩兵育成所(中盤以降は前線のみ)
  • 6: 全騎兵育成所(中盤以降は前線のみ)
  • 7: 全街の中心(複数立てた場合のみ。1件ならデフォルトのHキーを使用。)
  • 8以降は左手が届かないので使いません。

戦闘を常に見る

画面で一番見なきゃいけないのは兵士(戦闘)です。
軍を失うとそのまま負けかねません。
常に兵と戦闘を見て、その合間に内政地を一瞬見るという感じです。

それを実現するのがこれまで書いた設定 + 集合ポイント + 生産キュー + ナンバリングです。
やり方を考えてみてください。

アタックムーブ(Attack Move)+ストップムーブで効率よく戦う

戦闘ユニットを選択し、「A」キーをおしてフィールドを左クリックしてください。
左クリックした場所まで移動し、途中で遭遇した一番近い敵に殴りかかります。これがアタックムーブです。

近接ユニットの集団を敵にぶつける瞬間、アタックムーブを使うと動きに無駄が出ません。

逆に使わずに、敵単体を左クリックしてぶつけた場合、集団はその一人にぶつかるまで攻撃を開始できず、その間に無駄なダメージを受けてしまいます。

槍兵が騎士の突撃を止める動きをするためには、槍兵を選択し、「S」を押しましょう。その場に一度止まり、戦闘を開始します。一応アタックムーブでも、距離があれば突撃停止動作はします。

行動予約で一度に複数の命令を出す

https://youtu.be/kxESNoIDDAE

ユニットを選択し、Shiftキーを押しながら離さずに、フィールドかマップを移動させたい場所順に右クリックしていってください。そしてShiftキーを離しましょう。これが行動予約です。

こうすることで、ユニットはShiftキーを押しながら右クリックした地点をおした順に目指します。

軍の場合は城の迂回に使ったりしますが、行動予約は移動だけではありません
町の人の場合は建物建築→資源に向かうといった行動予約が出来ます。
建築を行動予約に入れる場合は、Shiftを離さずに建築すれば大丈夫です。

しかし行動予約を一番使う場面は、同じ建物を複数個建てるときです
街の人選択→SHIFTを押しながら畑を選択、SHIFTはずっと離さずフィールド上をクリック連打!!
育成所も同じように連打連打!

畑の場合はすべて貼り終わるまで肉仕事に入らず、多人数でやると効率が悪くなってしまうため、
予約で貼りまくり予約を終えたら、改めて一つの畑に向かわせると良いです。

石壁は殴れない、だと!?無敵のシールド

石を消費する石壁は攻城兵器でしか基本壊せないため(攻撃ターゲットにできない)、強力です。
壁の上への入り口になる門か塔を設置しておくと上に歩兵・町の人を上げることが可能で射程が上がります。
町の人は上へ登らせた状態から建てていくと比較的安全に壁を築けます。

メイン軍が衝突している前線では攻囲兵器もそろっているので壊されますが、内政や市場の防御にはより効果的でしょう。

壁が破壊されて切れ目が出来たり、門の手前側からは敵も登れるので注意。

2022年5月2日のアップデートにより、建設中の石壁は兵士で破壊が可能になりました。
可能なら建築中は軍で守りましょう。

時代Ⅲでやること

時代Ⅱより強い兵・内政で戦う

時代Ⅲに入るには2に比べて大量の肉、金を消費します。

時代Ⅲに入るだけでは、その資源の分、時代Ⅱに留まっている相手に比べて不利です。
即座に、軍兵・騎士/槍騎兵・弩兵・投石機・遠投投石機(アッバースはラクダ騎兵も)といった、3の時代から出せる強ユニットの中から今の戦局に合った兵を選択し、量産体制に入ってください。
フランスの騎士やローマの軍兵等、Ⅱから出せる国の場合はアップグレードも必要です。

基本は騎士です。

これらのユニットなら、2の時代の兵に対して同数なら楽勝なので、
即、反撃に出ましょう。相手もⅢに入るスキを与えるなら3に入った意味はないです。
逆に相手に先にⅢに入られた場合は、詰めれるか判断し、詰めるか進化を最優先しましょう。

ほぼ拮抗しているなら、鉄工所や内政研究をしても良いです。
Ⅲからは生産可能なユニットが加わることで弱点関係が複雑になるので、
Ⅱより的確な軍出しがカギになります。

城を無視できない位置に建てる

出来れば最前線に城を建てて、攻囲兵器育成所・その他の育成所もその周りに立てていきたい。
一度自軍が壊滅するとそのまま攻め込まれて終わってしまう、という相談を受けたことがありますが、その人は前線に城がありませんでした。

前線に城を建てる事により、相手はそこを潰さないと街の人を真ん中付近の金や鹿、石に送れないという意識が働き、実際そうなのですが、自軍が壊滅したときに時間を稼げます。

筆者は、時代3に入ったら相手の前線育成所手前・もしくは本陣前に城を建て、必ずその隣に攻囲兵器育成所を建て、最速で遠投投石機を出します。
こうすることで、相手は遠投を倒さない限り建物を壊されていき、じき終了状態になるので、自分の城の範囲内に敵を引き込んで戦うことが出来ます。
遠投は自分が先に出せたら、数の有利で相手の遠投も倒せるので急ぎ目に出したいです。

余談ですが、自陣の畑周りは街の人が30〜40人は居ると思うのですが、街の中心には15人しか入れません。マングダイの大群などが定期的にやってくると、街の人が殆ど壊滅してしまいます。
前線を無視した荒らしが来ても良いように、前線の城が建ったら次は自陣にも前哨や城を人数分建てておきましょう。
街の中心の増設も、1画面に収まる範囲に集めたほうが畑農民を守りやすいですし、街の中心の集合地点も1箇所にまとめられて操作がしやすいです(離れた場所に独立して街の中心を建てると、それぞれの集合ポイントは別々の資源に割り当てることになるので操作や資源管理が難しいです。勿論、ちゃんとできるなら離れていても良いですが)。

戦闘陣形で有利に戦う

複数の兵士を選択した状態で画面下の陣形アイコンをクリックすると、移動時の陣形を変えることができます。
時代3から出てくる範囲攻撃持ちユニット(投石機や火災槍騎兵、ランツクネヒト・時代4の中国擲弾兵など)に当たる前に、「千鳥陣形」を選択して移動させるとユニットは一定間隔を保ち、範囲攻撃を避けることが出来るので軍の防御力に直結します。
又、数の多い軍を相手に当てる前に横一列陣形にしておくと、攻撃開始までの移動が効率的になり、また索敵移動時には横に視界を広く取れます。

兵士育成所は多ければ多いほど良い、マジでこれでもかというほど建てる

AoE4は兵士育成所1件ごとに、1人づつしか育成できないシステムなため、兵の数を短期間に揃えるには育成所の数が物を言います。
いざ戦闘が開始されると、両軍兵士の数が失われていきますが、戦闘しながらもナンバリングやショートカットキー、集合ポイントをフル活用して絶え間なく兵士を育成して前線に補充しなくてはなりません。

戦闘開始時に兵力が均衡であっても、プレイヤーAは育成所が3件、プレイヤーBは2件だった場合、5分後にどうなっているか想像してみてください。
また、中央で戦闘が行われる状況で、プレイヤーAの育成所が中央付近、プレイヤーBの育成所が初期街の中心付近に集まっていた場合はどうでしょうか。
育成所は戦地に近いほど補充が早く、継続戦闘に有利です。

戦闘に勝っていたら、育成所や城はどんどん敵の本陣に迫るように増築します。
戦場に育成所が近い方が兵の補充が早いですから、そうしないと、敵の補充の方が早くて厳しくなってきます。

又、フランス・イングランドは時代2からランドマークからの兵士育成速度が早く、中国の役人・デリースルタン国の学者は育成所の育成速度をあげられます。アッバースの黄金時代3も育成速度が上がります。これらの国を相手にする場合は、相手と同じ育成所件数では歯が立たないでしょう。

資源が余っていたら兎に角育成所を建てましょう。最終的には、1兵種あたり最低でも10件、ローマの軍兵1種集中戦略のような戦法をとる場合は30〜40件必要です。

ランチェスターの法則で弱者はとにかく弱者になる

AoE3のブログに同じことを書いているので引用します。

同じ武器の遠距離戦の場合、兵力は兵数の2乗であるという、実際の近代戦でも使われている法則。

つまり、兵数の差は少しであっても、戦力は兵数の2乗なので
実際に戦うと人数が多いほうが大勝してしまう。
生き残る兵数はそれぞれの兵数の2乗の差の平方根だがそこまでは覚えなくて良い。

初心者の場合、戦う前に、軍容が勝ってるなという感覚があればドンドン行くべき、
負けてるなという感覚なら戦わずに撤退するべき。
この場合、弱者側が取るべき手段は弱者戦略で、詳しくはWikipediaで。

初心者の場合、壁や建物を使って大軍の一部しか戦えない状況で戦うとか、
少数の騎兵を相手の街に回り込ませて相手の大軍を分割させるなど。

AoE3DE Funブログ

ちなみに同じ武器の遠距離戦なら、です。
兵科のアップグレード、鉄工所の防御力UP、攻撃力UPは超強力で、やってないと同数でも一方的に負けます。

ちなみに接近戦の同じ武器(兵種)の戦いは、人数=兵力なので遠距離戦ほど差は開きません。

貿易しなくても市場は建てる

中級者以上でも、敵の出方によって急激に軍編成を変えたりすると資源の偏りが出ます。
又、一部の資源を取りすぎた場合や進化を急ぎたい時もあります。

そういうときはすぐに市場を適当な位置に建て、資源の売り買いで解決します。
少し損は出ますがこのゲームはスピードこそ命。

ピンチの味方に資源を送るのにも、市場が建っていないと送信ボタンがアクティブにならず送れません。

チーム戦ではマップの自陣側端っこに市場を建ててあげると、貿易対象にできるので喜ばれます。逆に建てないとキレる人もいるので(ランドマークが貿易関係のモンゴルとか)、建てましょう。

時代Ⅳ以降

マップコントロールを目指す

多人数戦だと戦場があっちこっちに行ってしまって永遠に終わらないことがあります。
慣れてくると時代Ⅱからでもうっすらマップコントロールを意識しますが、敵の行動可能範囲を狭めましょう。

マップコントロールとは、自軍がマップ上を敵より多く把握状態する事です。
城やアップグレードした前哨で、可視範囲を出来るだけ広げて敵の軍の種類・位置、内政地を把握しましょう。
又、敵の抑えている陣地・前哨の視界を破壊して奪っていきましょう。

マップ上の金や石、貿易に使われる四隅といった位置に城や前哨・育成所・壁を建てて侵入できない状態にしていけば、いずれ資源が尽きて勝てます。
特に貿易は無限に出来るので、放っておくと前線の町の人を狩った位では何のダメージも無い事があります。
実戦ではなかなか頭が回らなくてできませんが・・・。

マルチプレイ

対人戦のリプレイは自分より上級者のプレイを盗める絶好の素材

ここまでのAoE4初心者小技集は、リプレイを見ても分かりづらい基本操作でした。

AI戦で操作に慣れたら、マルチプレイに行きましょう。
マルチプレイの戦績はELOというランキングの仕組みにより、それぞれのプレイヤーの強さが数値化されています。ELOはAge of Empires IV公式サイトのSTATSで見ることができます
※1v1等各種5回以上プレイしたゲーム種別でELOが算出されるので、5回同じ人数・モードで遊びましょう。

最初の2、3戦は強い人と当たる可能性がありますが、もう少し続けてみてください。2022年4月7日のアップデートで、より自分にELOレーティングが近い人と当たりやすくなりました。
※ただし、検索30秒を超えると徐々にマッチングレート幅が広くなっていきます。

マルチプレイで上達するコツはリプレイを見ること、です。

特に負けた場合のリプレイは、相手視点で何をやっていたかを見るだけで、大体何をすればよかったかが見えてくるはずです。同じ国の相手なら、オーダーをコピー(やり方を真似ること)できます。

こうやって、自分より強かった人のリプレイを見て「気づき」をちょっとづつ得続ける事で、脱初心者は出来ると思います。

対人プレイの流れの解説動画

対人戦のゲームの流れの解説を作りました。

チーム戦をやるときは必ずフレアを出す

チーム戦の醍醐味は連携プレイでしょう。それは情報戦です。
つまり、味方に素早く状況を伝えないといけません。
CTRL+R→フィールドを左クリックで味方にフレア(マップのフレア位置が光り、音で知らせる)を送れます。
フレアの種類は3種あるのですが、1個覚えていれば大丈夫です。そんなに皆が使い分けていません。

ご承知の通りこのゲームは忙しいので、チームプレイで中級者以上であっても自分の内政・戦局しか見ていない人が殆どです。「2軍で攻められてるので早く援軍を送ってくれ〜〜〜」と思って耐えていても基本、味方は気づきません(戦闘開始音は味方にも聞こえますが、基本何も言われなければ1対1の戦闘だろう、自分でなんとかしてと思われてしまいます)。

フレアを出すよくある場面

  • (最序盤で)街の中心を発見したので、各自相手の国を確認してください。
    • 相手の国の配置がどこなのかは重要な情報です。大体どこの国が序盤に何の兵を出してくるかは定石から予想できるので、こちらの兵科を決めやすくなります。又、ラッシュを受けるかどうか・ラッシュするかどうかの判断にもなります。2対2なら、1国が見えれば反対側が何の国なのかもその時点で分かります。
  • 敵軍が見えました。
    • 戦闘開始が予測されます。
    • 荒らしの軍が向かってきています。
  • (フレア連打で)2国以上の軍で攻められています。助けてください!
  • (フレア連打で)1対1でも相手の方が強くて、このままだと負けそうです。助けてください!
  • ここを攻めましょう。
  • 今から攻めに行きます/今がチャンスです!。
  • (誰もいない狭い場所にフレアで)ここに壁を貼りましょう。もしくは、貼るので援護してください。
  • 相手が2つ目の街の中心を持っています。
  • 相手のランドマークが建設中です。
  • 火災槍騎兵を貯めています。
  • 画面端にフレアを打ってきたら、だいたい市場を早く建ててくれの意。

など。

味方の様子を見た頃には負けてしまっていて、そのまま抜けていく人を見るのが一番萎えるし、悲しいです。
チーム戦なので、味方を援護するのも醍醐味。気づいてもらえるまでフレアしましょう!

日本語でチャットするとホットキーが効かなくなるバグがいまだ健在かつ、ゲーム中に文を読む余裕は誰にもないのでチャットは難しいです。
Discord等でボイスチャットしている場合は、音声でフレアの意味を伝えてあげましょう。
連携プレイが決まると楽しいので、チーム戦をやる方はぜひフレアを覚えましょう。

チーム戦の立ち回り

3対3以上のチーム戦の立ち回りは、1v1 ✕ 3 の均衡を崩して勝つです。
基本的に同レベルの戦いなら2対1や3対1では勝てません。
(1対1でも簡単に負けてしまうようでは練習が必要です。)

よって、味方と連携して攻める、味方が複数で攻められていれば助けるというのが最も基本的な動きになります。それ以外の時間は自分の正面の敵と相対します。ミニマップをよく見ましょう。

引きこもって自国が攻められた時しか戦わないプレイは最も味方に嫌がられます。
なぜなら、引きこもる=自分の正面の相手の1国をフリーにしているということなので、味方が2対1で攻められる事を許しているからです。

〜チーム戦は文明選択しているときに既に始まっています〜

時代Ⅱにおいて特に騎士は機動力・強さを兼ね揃えているため、最も均衡をコントロールしやすい兵種です。
攻撃面では右サイドで2人で攻め、小休止の間即座に左サイドに合流したり、逆に守備面でも攻められる味方に駆けつけやすいため、フランスの峠・峠・合流点・丘陵と谷など完全にチームが分断されるマップでは良いですが、味方に騎士国は一つは入れておきたいですね。
相手にのみ騎士国がいる場合は時代Ⅱを上手く立ち回らないといけません。

また、時代Ⅱでは重装兵は騎士と軍兵だけです。
騎士・弓・軍兵といった組み合わせのⅡラッシュを返すには相当な腕とチームワークが必要です。
時代Ⅱで騎士が出せるのはフランス・ルーシ。
軍兵が出せるのはローマ・イングランド。

重装兵又、味方にローマとルーシがいる場合や、重複している場合は味方同士で聖遺物の取り合いになるので全力が出せない場合があります。
ルーシの重複も動物の取り合いになりますね。

〜チーム戦では前衛・後衛があります〜

初期マップの配置で敵に近い人が前衛、遠い人が後衛です。
前衛は時代Ⅱから2対Ⅰなど複数で攻められる可能性があるので軍備を揃え、後衛は攻められにくいので2つの街の中心で内政を厚くするか、即3の時代を目指すか、前衛と共にラッシュするか意思決定して味方に伝えます。

ここまでは一般論で前衛後衛逆の立ち回りでも良いのですが、前衛後衛共に内政重視の立ち回りをするのは非常に危険です。何にせよ、相手の動きが見えていれば予測ではなく確実な立ち回りが出来るので、斥候は大事です。

〜最初にどこを攻めるか〜

2国ラッシュなど明確な作戦がない場合は、基本的には最初はそれぞれが自分の正面の国に当たり、出方を伺う事が多いと思います。そこから相手の弱い部分や強い相手を見つけて2国で当たる等戦局が移っていくでしょう。

ただ、ローマ・ルーシは即3してくる可能性が他より高く、中国は宋王朝に入られると内政アドバンテージを取られてしまうためこれらの国にはより強く・より早く時代2からプレッシャーをかけてその気がありそうなら意志を挫くべきです。アッバース朝も2進化で内政重視を取るパターンが多いです。
又、アッバース朝は時代Ⅲ以降もランドマークが1件のため落としやすく、戦局が膠着してしまった場合はそこから協力して落とすのも一考です。

攻め時・守り時

1ラッシュ・2TC・即3といった序盤の定石もありますが、攻め時は常に自軍が有利なときです。

初心者の時は皆、なんとなく内政をしたり、なんとなく攻めたりとその時々に目的のないプレイをしていると思います。

上級者は斥候活動やセオリーに沿った予測によって判断する部分もありますが、
初心者は軍を作ったら兎に角攻めてみましょう。
それによって相手の軍容を無理やり見ることが出来るはずです。
相手に軍が居なければそのまま攻める(農民や建物を潰す)。
相手の方が多ければ、当てずに自陣まで下がる
相手の軍の方が強い場合に当てて負けるのは無駄でしかありません。

下がる場合は、相手の軍にいたユニットをよく見ておきましょう。
相手も有利と見れば追いかけてきますが、その間に相手の兵に対して有利な兵がだせる育成所を追加するなり、集中的に育成するようにしましょう。

ともかく、作った軍は遊ばせない。
攻めてみる。
有利ならそのまま攻める。
相手のほうが数・もしくは有利な兵種が多くこちらが不利ならば、下がって有利な(弱点の)兵を補充する。

です。

必ず有利なタイミングが訪れるセオリーを挙げておきます。

  • こちらが1ラッシュ、相手が2TCや即3で軍・資源が少ないとき。
  • こちらが2TCで相手のラッシュに耐えきり、兵が余っている時のカウンター。
  • 相手が時代3に入ろうとランドマークを建てていることに気づいた時や、ランドマークを察知出来ていなかったとしても、入った瞬間。兵士をアップグレードされる前に当てられれば、進化に資源を使った分、こちらが有利。
  • こちらの即3直後に兵をアップグレード、もしくは3から出せる騎士・弩兵・兵器などを出し、相手が3に入る直前。
  • 相手が4入りして精鋭化する直前。
  • 先に4に入って精鋭化した瞬間。

逆に、拮抗しているならムリに当てる賭けに出る必要はなく、
次の時代を目指すか、更に軍を増やすかで良いと思います。

お互い時代4に入って内政も完成しているなら兵士を出し続ける総力戦なので、途切れない戦闘の中で有利な兵種を判断していかなくてはなりません。

礼儀

対戦ゲームというのは勝敗が付きもので、マルチプレイでは熱くなってしまう事もあります。
暴言を吐かれても、どうか冷静に。
日本と違って、欧米では小学生位でも普通にプレイしている人に出会うので、どうか大人の対応を。

仲間集め

クイックマッチやカスタムマッチでチームになった人で、自分とレベルが近いなーとか、何か感じるものがあればフレンド登録をバシバシ送り付けましょう。1/2位の確率でフレンド登録してくれると思います。
同じ人と組んで何度もやると、味方の戦略も大体わかってくるので連携しやすくなります。

Discordというボイスチャットツールで話しながらやれば、チャットを打つ必要も無いので更に良い連携が出来ますよ。
私も、Discordサーバ「AoE4情報局」を建てているので、よかったら入ってください。
AoE4情報局のYouTubeに出演してくださっている方々にも会えると思います。

脱初心者するには

まず時間の意識を。

  • 2進化 5分
  • 即3進化 9分

この2点を覚えておきましょう。自分が町の中心即増築や、即Ⅲ戦略をとっているのでなければ
この時間に軍0はまずいです。
このタイミングが標準的な戦闘開始です。
ゲームを買って1日目とかの段階でない限り、2進化は確実にどのプレイヤーも5分前後でキメてきます。
設定で、ゲームの経過時間を表示してない場合は必ず表示するように設定してください。

資源配分
進化、作りたい兵士を常に意識して資源を無駄に偏らせない、余らせない。
作った軍の放置もただ資源を使っただけの状態ですので、出来るだけ使いましょう。

軍編バランス
とりあえず初心者は、1種類を大量に出せるようになるようにがんばりましょう。
町の人の作成を途切れさせない、育成所を徐々に増やす、といった風に。

1種類なら戦闘操作は簡単なので、相手より大量に出せれば、例えば槍で騎士+弓に対してでも勝てる時があります。
又、騎士単・軍兵単・ロングボウ単編成は大量に、絶え間なく垂れ流せば初心者が返すのは困難です。

慣れたら2種類を練習です。騎士・弓という風に。
作り続けられるよう、町の人の資源配分に気を配りましょう。
2種の場合、素早い戦闘操作はナンバリングが必須になってきます。

1種類の兵は兵の弱点関係に刺さっていると強いが、アンチ混合兵に弱い。
時代Ⅱは槍弓など。(フランスは騎士弓か騎士槍)
時代Ⅲは騎士・槍など。

おまけ:wololo(聖職者)

wololoは旧作で聖職者が転向しているときに発する声で、aoeシリーズのプレイヤーなら大体知っています。
聖職者は回復・聖遺物の回復だけのユニットではありません。

実は相手の軍をこちらの物にできる「転向」が使えます。
普通は時代Ⅳの研究を入れると聖職者1人が敵兵1人を転向できるようになるのですが、

聖遺物を持った状態の聖職者は自分から半径10メートルほどの範囲の敵軍を丸ごと転向できます!!!

意外と危険なユニット聖職者。全軍衝突では出来るだけ優先的に遠距離で倒しましょう。

終わりに

AoE4はリリース半年ということもあり、まだまだ操作系も粗削りな印象です。これまでのアップデートでだいぶ直りましたが、これからもアップデートで改善されると思います。
これ以外にも何か思いついたら追記していきたいと思います。